2009'04.14.Tue
小説の練習方法に10行小説なるものがあります。
調べてみたらどうやら最近はジャンルとしても確立されかけているようですが、それは、まあ。
僕自身は以前一度挑戦したことがありまして、当時なかなかコンパクトに収めることができず苦労した記憶があります。
なぜ突然こんな話をしたかといいますと、実は今日サークルで10行小説をやったんのです。
折角なので二つほと載せておきますよ。
1.「いただきます」「ごちそうさま」
「いただきます」
向かいの席に座った大宮が手を合わせる。それを見て、俺も箸を手に取った。
山盛りのご飯を口に運び、続いておかずのカツを詰め込む。
「合宿、あと三日じゃないか」
「ああ、そうだな」
南に向かって大きく開いている窓からは海が見えた。その遠くを、豆粒のようなコンテナ船が悠然と進んでいる。
「成長したと思うか?」
俺は答える。
「……いや、ぜんぜん」
「だよな。でもこれからだ」
そういうと大宮は立ち上がり、叫んだ。
「ごちそうさまでしたっ!」
2.「こんにちは」「さようなら」
「こんにちは」
僕が土手を歩いていると、急に後ろから声をかけられた。
振り返るとそこには赤いリードで繋がれた大きな犬を連れた女の子が立っている。
僕が戸惑いつつ挨拶を返すと、少女は言葉を続けた。
「コーシーの散歩をしてたんだけど、いつもと違う道を選んでみたら迷っちゃって」
少女はそう言うと、自分の住所を口にした。即座に家の近くに同じ名前の交差点がある事を思い出す。
「それならこのまま道を戻って、川を渡って二つ目の交差点を曲がれば、きっと知っている場所に着くよ」
「ありがとう、さようなら」
とまあ、実にマイルドな仕上がりになっております。前回憂き目にあった大宮は埋め合わせ的に登場。
ほかの先輩方はギャグやったりスプラッタやったり、なんかすごかったです。「え~、それそこでそうなるの~!?」みたいな。
居心地のいいサークルでよかったです。
調べてみたらどうやら最近はジャンルとしても確立されかけているようですが、それは、まあ。
僕自身は以前一度挑戦したことがありまして、当時なかなかコンパクトに収めることができず苦労した記憶があります。
なぜ突然こんな話をしたかといいますと、実は今日サークルで10行小説をやったんのです。
折角なので二つほと載せておきますよ。
1.「いただきます」「ごちそうさま」
「いただきます」
向かいの席に座った大宮が手を合わせる。それを見て、俺も箸を手に取った。
山盛りのご飯を口に運び、続いておかずのカツを詰め込む。
「合宿、あと三日じゃないか」
「ああ、そうだな」
南に向かって大きく開いている窓からは海が見えた。その遠くを、豆粒のようなコンテナ船が悠然と進んでいる。
「成長したと思うか?」
俺は答える。
「……いや、ぜんぜん」
「だよな。でもこれからだ」
そういうと大宮は立ち上がり、叫んだ。
「ごちそうさまでしたっ!」
2.「こんにちは」「さようなら」
「こんにちは」
僕が土手を歩いていると、急に後ろから声をかけられた。
振り返るとそこには赤いリードで繋がれた大きな犬を連れた女の子が立っている。
僕が戸惑いつつ挨拶を返すと、少女は言葉を続けた。
「コーシーの散歩をしてたんだけど、いつもと違う道を選んでみたら迷っちゃって」
少女はそう言うと、自分の住所を口にした。即座に家の近くに同じ名前の交差点がある事を思い出す。
「それならこのまま道を戻って、川を渡って二つ目の交差点を曲がれば、きっと知っている場所に着くよ」
「ありがとう、さようなら」
とまあ、実にマイルドな仕上がりになっております。前回憂き目にあった大宮は埋め合わせ的に登場。
ほかの先輩方はギャグやったりスプラッタやったり、なんかすごかったです。「え~、それそこでそうなるの~!?」みたいな。
居心地のいいサークルでよかったです。
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