実家物語

～前回までのあらすじ～

一人暮らしを始めるために部屋の用意を済ましたたなは、来年度が始まるまで実家に戻ってきた。

～前回までのあらすじ～


うちは六人家族でして。姉一人妹二人なのですが。

この妹二人というのが中学生と小学生で、まあ喧嘩盛りなわけですね。同人作家が血眼でネタを探すように喧嘩の種をそこらじゅうから見つけてくるわけです。

今日も九時半ごろでしょうか。中学生の妹、これを仮にAとしましょう。Aが塾から帰ってくるわけですよ。

で、どうやら愛好していたドラマの最終回が放送していたらしいのですね。これを小学生の妹、Bとしておきますが、彼女が見ていたわけです。

もう喧嘩ですよ。ずいぶん跳んでますが、二人ともぶっ飛んでますからしかたがないんです。世界中の誰もが自分に厳しくあたって思える反抗期。おかげさまで私にはございませんでしたが、おそらくソレなのでしょう。

以下要約。（と書いてめんどくさくなったと読む

妹二人の喧嘩は今までもあったことで、その喧しさに頭を頭を抱えていた筆者であるが、短期間ではあるものの一人暮らしをしたことによって心に余裕ができ、この騒がしい風景が自分の実家なのだと理解する。同時に、この家で二人の娘を育てていかなければいけない母親のことを心配している。


あ、別に父親がいないわけではございません。ただ親父殿は出張が多い故に留守にすることが多いのです。